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コンクリート住宅が危ない・・・さまざまなDATAより

93%の子マウスが死ぬ
静岡大学農学部の実験によると、
木製巣箱の生存率85.1%、
コンクリートは6.9%という結果。

実験方法は、木製、金属製、コンクリート製の飼育箱各々10箱に、杉のおがくずを敷く。
マウスをそれぞれ8週間飼育してから交配する。
そのあとオスを除き、メスの分娩した子マウスを23日間観察した結果、木製飼育箱の安全性と、コンクリート製飼育箱の危険性が歴然と現れたという。

子マウスの生存率は、
木製が85.1%、
金属製が41.0%、
コンクリート製ではなんと6.9%しか生き残れなかった。

9割強がコンクリート製巣箱に殺されたことに!

                                 マウスの子の生存率と発育曲線
                               
資料 伊藤他 静岡大学農学部 1987








コンクリート住宅は発育不全、不妊症
また、発育は木製が順調に発育しているのに、金属・コンクリート製はかなり劣っていた。
さらに、生殖器への悪影響は深刻。

オスの精巣、メスの卵巣・子宮の重量を比較すると、
木製マウスに比べて金属・コンクリート製で育ったマウスの生殖器の重さは半分。
つまり、金属やコンクリート製巣箱で育つと、生殖機能の発達が半減。

最近、若い人たちの不妊症は、意外やマンションなどのコンクリート造建物も影響しているのではないだろうか?

名古屋大学でも同様の実験が追試され、同様の結論が得られている。
マウスと人間を単純に比べられないが、
コンクリート住宅は子供にとって“危険な住家”
である。


木造校舎のほうがカゼをひかない
木造建築が健康建築であることを立証するデータがある。
つくば市立東小学校は、本格的木造建築に生まれ変わった1997年の冬、猛烈なインフルエンザが流行しました。
しかし、同小ではカゼをひいた子は少なく、学級閉鎖もゼロ。
木造校舎に入った低学年児童の感想は「まるで森で勉強しているようで気持ちがいい」
学校関係者は「木造校舎のおかげ」と絶賛。
樹木からはフィトンチッドという健康をうながす芳香成分が出ていて、森林浴と同じ効果が木造校舎にはあるようです。

船室が木製でないと航海中にケンカ沙汰
船を建造するとき、それが貨物船であっても、船員の居室にはできるだけ木材を使う。
そうしないと長い航海中に精神が不安定になり、ケンカや刃傷沙汰を起こしやすいらしい。
木は居住性の上では最も優れた材料と言えます。
その証拠に、“休む”という字は、人へんに木と書きます。


長生きするなら木造住宅
島根大学、中尾哲也助教授の研究報告によると、
東北から九州にかけてアンケート調査を行なった結果、
木造に比べてコンクリート造住宅に住んでいる人の平均寿命は9歳も短い。

静岡大学のマウスを使った実験でも同様の結果であったように、
長生きをするなら木造住宅と断言できます。

世帯当りの出生率は、
木造の2.1人に対し、
コンクリート住宅では1.7人。
さらに、木造率が高い地域ほど、平均寿命が長い、肺ガン・食道ガン・肝臓ガンなどの死亡率が低いという調査結果も。


ダニを増やしたコンクリート造住宅
ゼンソクなどの主要アレルゲンであるチリダニは、
鉄筋コンクリート公営住宅が急ピッチで全国に建設されはじめた1955年頃から急増しました。

アルミサッシ、新建材、ビニル壁紙の導入にしたがってチリダニの数もウナギ昇りに激増しています。

閉鎖性の高いコンクリート造住宅は、
湿度の高い日本の風土に適合しておらず、
通気性の悪さによる室内の湿度増加が、ダニの増加につながっています。


超高層住宅は流産、虚弱児、偏食などが多発
一戸建てに住む妊婦が流産する割合は8.2%に対し、
6~9階に住む妊婦は18.8%、
10階以上では38.9%と流産率が異常に増えています。

さらに、高層に住む女性ほど飲酒、喫煙率が高い。
また、高層階に住む子供ほど発育不足、虚弱児が多い(東海大医学部逢坂文夫講師の研究)。
これは、「高層に住むほど外出が億劫になり、運動不足が原因」(逢坂講師)といいます。
子供もテレビゲームや漫画で過ごすので、心肺機能が低くなり、運動不足で食欲もなく偏食がちになり、ますます不健康になる悪循環。
さらに、高層マンションは気密性が高いので、湿気がこもりダニ・カビが繁殖、それに新建材からの室内空気汚染でアトピーもひどくなります

2000.  .  
2007.01.18 Remake

     

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