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河原のキャンプについて
オートキャンプはキャンプ場でやるのが基本とおっしゃる方がいます。
モラルのない人たちが所構わずキャンプなどをしたら他人の迷惑になるでしょうし、環境問題にもなると思います。
一方、キャンプ場などでオートキャンプをやるのは邪道と言う人もいます。
泊まることだけが主目的ならば、私もそう思います。
キャンプを日本語で言ったら“野営”、いわば“野宿”です。お金を払ってまでするものではないと思います。
様々な意見があるでしょうが、アウトドアブームとかで(景気低迷もあるでしょう!ホテル旅館より安上がりに・・・)キャンプをやる人が急増し、キャンプ場のサイト数には限りがありますから、夏休みシーズンには泣く泣く河原や海岸でキャンプをする人もいるでしょう。
また数家族などの大勢でキャンプを楽しむには、人里離れた所のほうが周りへの迷惑を気にすることなく楽しめると思います。
そこでお勧めはできませんが、河原など(キャンプ場以外)でのキャンプの問題や注意することなど
◆数年前の玄倉川での事故は記憶にあると思います。
自然を甘く見てはいけないってことてに尽きます。
当然、中州や水際の低地にテントを張るなどはもってのほかで、やむを得ず河原にテントを張るにしても最短の避難経路を確保したうえでするべきです。
◆上流で豪雨があれば数時間後には必ず増水します。
山間の小さな川でも地形によっては驚くほど出水しますし、上流域が長い場合には下流では雨でなくとも集中豪雨で異常出水する場合もあるでしょう。
事前に地形図を読み、天気予報などの情報を得ておくことは当然で、降水量が多い時には危険を感じる前でも撤収する勇気は必要なことだと思います。
◆基本的なことですが、河原とは堤防よりも低地で水が流れる所だということを念頭におくべきです。
◆「キャンプ場について」にも書きましたが、直火(かまどや焚き火、ゴミの焼却など)で火を使った焼け跡は元に戻りません。
美観や環境を考えればやってはいけないことと承知の上で私もやってしまっているのですが、を最低限のルールとして必ず元通りの状態にして帰る事。
ビニール等の石油系のものは燃やさない。(紙や木でも100%安全とは言えないが・・・)燃やしてはいけない有害なゴミは必ず持ち帰る事。
上流域でキャンプをすれば、当然のことながらゴミや燃えカスは増水時には下流に流れ出します。下流に私たち飲料水の取水口があることを考えることができる人以外はキャンプをするべきではないと考えます。(私のしていることも100%環境にやさしいとは言い難いですが・・・)
なにごとにも言えることですが、「来たときよりも美しく」が基本です。
地元の方たちが川や河原の掃除をしてくれていますし、そのゴミが下流の町で暮らす私たちのもとに流れてくることを考えるてなら、これらのことは必ず守らなければならないことでしょう。
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