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杉の温かさと木の香りの清々しい住まいはいかがですか?
杉の家



I邸新築工事において採用した屋根構造を
模型写真でご紹介します。


模型は、I邸建築工事での残材を
私が、手作りしたものです。
加工精度・撮影条件は良くないですが、
構造の概要を掴んでいただければと思います。

●棟部の屋根断面です。
下から、天井板兼化粧野地板(Jパネル)厚36ミリ、断熱材(スチレンボード)30ミリ、通気層用流し胴縁21×45ミリ、野地板(構造用合板)12ミリ、屋根防水紙(ゴムアス系ルーフィング、写真は代用品)、棟換気(リッヂベンツ)です。
この上に、瓦桟木を打ち付け洋風瓦を葺きました。
●Jパネルは、杉の間伐材12ミリ厚板を、横はぎ継ぎして縦横に3枚貼り合わせた合板で、36×910×1820(36×1000×2000も有)、約24kg.あり写真のように本実加工された大変頑丈なものです。
杉の家では、杉の105×105もある垂木(たるき)を91センチ間隔で配した上にJパネルを天井板兼化粧野地板として打ち付けました。
厚みが36ミリもありますから断熱性等に優れているだけではなく、屋根面の剛性が得られて構造強度が高まりました。
●通気層用流し胴縁は45.5センチ間隔に屋根の流れ方向に打ちましたから、間の41センチ×21ミリが通気層となります。軒天井から取り入れられた空気が、通気層を屋根頂部(棟)まで上がり棟換気(リッヂベンツ)から放出されます。
●この杉の家の屋根葺き材は瓦葺きなので、瓦と瓦には僅かな隙間があって、通気層から棟換気を抜け出た熱気をこの隙間から外部へ逃がします。
この棟換気材は、鋼板葺き等の場合は棟換気材から直接外部へ逃がすことができる性能を有しています。(通気性%防水性)
●実際には、棟換気材と屋根防水紙との間に水切り鋼板が入り、万一棟換気材と屋根防水紙との間から水が浸入しても跳ね返されるようになっています。
●普通の家は、天井の上にグラスウールが隙間だらけに敷き並べられ、屋根材の下には野地板(構造用合板)12ミリだけしかありません。
そうは言っても、この杉の家の場合小屋裏というものがない分、屋根面の熱が直接室内(天井)に伝わってくる構造でありますが、幾重にもの断熱対策の甲斐あって真夏でも「1階に比べ2階のほうが多少暑いかな?と程度で別段問題なく快適です。」と言うのが住人の弁です。
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