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杉の温かさと木の香りの清々しい住まいはいかがですか?
杉の家



I邸新築工事において採用した構造を
模型写真でご紹介します。


模型は、I邸建築工事での残材を
私が、ノコギリとノミ、電気ドリル
を使って手作りしたものです。
加工精度・撮影条件は良くないですが、
構造の概要は掴んでいただければと
思います。
全パーツ

角材は120ミリ×120ミリ
杉の構造用集成材です。
梁に見たててます。

T字形の仕口(木組み)は、大入れ蟻掛け

黒い金物は、『Dボルト』といいます。
このDボルトは、
材の中心に組み込まれますから、
一般の羽子板ボルト締めよりも
強度があります。

また、内部に組み込みますから
ボルトのほとんどが露出しないので
構造材(柱や梁)を化粧(表わし)
にする場合
スッキリときれいに納まります。
施工性もかなりいいものです。

難点は、羽子板ボルトに比べ
かなりの割高になること。
柱と胴差し(柱に差し架ける梁)の仕口に
使用したのは、『鬼に金棒

この建物は、柱と横架材(土台や梁)の内周部に
パネルを組み込みました。
この場合、普通のボルトを組み込みますと、
上棟後に木材が痩せて(乾燥収縮)して
隙間ができても増し締めをすることが
できないが、
この金物は、いつでも締めることができる
スグレ物。
これも、材芯に組み込まれますから、
強度が得られ、露出も最小限で
スッキリ納まる。

難点は、職人に要領を得させないと
取り付けが難しい。
また、普及途上にあるため価格は高めですが、
価格に見合う機能を有するスグレ物。
これは、土台に見たてます。
土台に柱を建てます。

柱には、パネルを差し込む

溝が掘られています。
柱の内−内にパネルを挿入しました。

壁になります。

パネルは、杉の間伐材を活用した集成パネルで、

縦・横交互に貼り合わせ

厚みは36ミリあります。

非常に強度があり

耐震性抜群で、ビクともしません!

、断熱性・調湿性も抜群です。
同上、

横から見たところです。

※壁パネルの木目が

縦方向になっていますが、

実際は横方向になるよう

挿入します。

※壁パネル⇒Jパネル
ここに胴差し(横架材)が架かります。

内部に鬼に金棒が組み込まれるイメージです。

胴差しを架けましたが、
柱とのヅキ(接合部)には
隙間が生じています。

柱には、十字形に六角ボルトの間金
が組み込まれています。
柱が折れるまでは外れることがありません。
同左、クローズアップ
六角レンチを回すと
だんだんと締って
胴差しが引き寄せられ
柱に付いてきます。
同左、クローズアップ
完全に付いた状態。
柱や胴差しが痩せて(乾燥収縮)
隙間が生じてきたら
いつでも、誰でも
六角レンチ一本で
増し締めすることができます。
同左、クローズアップ
蟻掛けの梁に
Dボルトを差し込んだところ
六角レンチで
Dボルトを締めているところ

鬼に金棒同様に

増し締めをすることができる。
模型全体が

組みあがった状態
同上

梁(上の横架材)の側面に見えるのは、
黒いのがDボルトナット
金色(分かりにくいが)のが
鬼に金棒の丸くさび(金物)

このモデルでは、
Dボルトと鬼に金棒が重なるので、
梁成の中心から上下にずらしていますが、
実際は中心に取り付けます。

また、梁成(梁の厚み)が広いものは、
上下に2本入れます。
土台の上に

杉の40ミリ厚縁甲板を

セットしてみました。

幅木または雑巾摺を取り付ければ

完成です。

壁パネルに仕上げを施さない

表わしにすると

内装イメージはこんな感じになります。
杉の40ミリ厚縁甲板(こもれび

のクローズアップ

これだけの厚みがあると
断熱材を入れなくても
大丈夫(温暖な浜松では)

今年の冬は、
この40ミリ厚縁甲板と
Jパネルの壁だけで
十分快適でした。(らしい)
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