I邸新築ドキュメント 1月分 木の住まいについての
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豊夢創屋建築設計事務所 藤森福夫
(着工後は写真付き)

住まいへの想いを形にしてみたら・・・
1月 Iさんの住まいへの想いは? 2001.1 プレゼンテーション
2月 プレゼン図面を叩き台に
3月 間取り案をさらに煮詰めて・・・
4月 杉の家なんかどう?
5月 概算見積り額にビックリ! 2001.5 本設計開始
6月 本設計終了!見積り額がコワイ
7月 乗りかかった船だ! 出航! 2001.7.26仮住まい引越し
8月 住み慣れた住まいヨ さらば? 2001.8.1旧家屋解体開始
9月 さあ着工! 2001.9.20基礎工事開始
10月 月末の上棟に、刻みを急ピッチで! 2001.10.25上棟
11月 設計屋が大工(手伝い?)に変身!
12月 だんだん完成に近づいてきました。
1月 ラストスパート 2002.01.24引越し

1月 だんだん完成に近づいてきました。
(画像をクリックすると320×240ピクセルでご覧になれます。
ただし、サーバーがこみあっている時間帯にはアクセスできない場合があります)






6日(日)
新年あけましておめでとうございます

長い間ご覧いただいたI邸新築レポートも
残すところもう3週間あまりで終わる予定となりますが、
本年もよろしくお願いいたします。

昨年末、I氏一家がリボス(自然塗料)を塗ってくれました。
杉縁甲板の床だけでなく、
上棟後に取り付けた造作材や壁板などに、
リボス(ドイツ製)のカルデットクリアーを塗り、
床には、その上にグレイボ(蜜蝋ワックス)を塗り重ねます。

相当の手間を要したと思いますが、
ご家族で楽しい年末を過ごされたのでは?







8日(火)
昨日は新年の顔合わせ
今日から本格的に大工工事の始まり

写真上は、外部バルコニー設置工事
1和室・2階主寝室南面の2間(3,640o)幅に柱建て式バルコニーとし、ポリカ屋根を付けて物干し場とします。
1階LD南面には2間(3,640o)幅のテラスを取り付けます。

あえて柱建て式としたのは、跳ね出しバルコニーでは建物構造へ負担がかかるため。
また、造りつけバルコニーとしなかったのは、40年住むことができる住まいというI氏の希望から
木製では腐食を防ぐためのメンテナンスの煩わしさからパス
建物に造りつけの場合、FRPやシート防水の経年変化の怖さからパス。

メンテナンスフリー・防水・防腐・意匠・費用などから、既成アルミバルコニーに軍配が上がるのではないだろうか?
安価で建物構造に影響を与えていないから、何時でも付け替えることができる。

写真下は、玄関ポーチの左官下地
左官屋さんが昨日やってくれたものだが、アスファルト防水紙を貼り、メタルラスを止め付けたもの


9日(水)
昨日に引き続き、外部バルコニーには屋根が付き、テラスもアルミ骨組みが組み上がって、残すところポリカボネート板を取り付けるだけといったところか?

玄関ポーチの壁は、左官屋さんが下塗りを塗り終わった。
暫らく乾かしてクラック(収縮による亀裂)が入ってから、中塗りを施してから漆喰(しっくい)塗り仕上げをする。

大工工事はあまり目立たないので写真なし
和室の畳寄せや、2階子供室の幅木や収納の床板張りなどを行っている。



11日(金)
昨日UP忘れしましたが、外部バルコニー・テラス工事が終了しました。
ところが、一部計画と違う施工がされてしまい、I氏と相談の結果後日手直しをしてもらうことになりました。
よって、テラス土間コンクリート打はその後ということに・・・

台所の壁、一部ステンレス板(SUS304 0.5o)貼りと、ハニカムサーモスクリーンおよびブラインドの採寸が行われました。

システムキッチンの据え付けは水曜日に完了し、今日ガス給湯器の取り付けを含めたガス工事が完了しました。
設備関係では、配管屋さんにキッチンの混合水栓と食洗器の接続、電気工事屋さんに残りの器具付けをしてもらえば完了します。

大工工事のほうは、着実に進んでいます。
幅木を取り付けたり押入の床張りや中段の造作等、一見して進展したと判りにくいので写真はいちいち撮っていません。
仕上がって清掃した後に完成写真としてUPします。

最近の住宅建築に見られるような、完成パーツを梱包解いて取り付けるだけのものではなく、部材部材のひとつひとつを木取り加工していることと、取り付けにも細心の注意を払って切断・取り付けをしているので、プレハブや住宅会社のようにスイスイ出来ないのが現状です。

手間は掛かりますが、部材によっては切れ端を加工・細工することによって立派な部材に甦らせることができ、材料費の節約と住宅会社のように山のような残材を出さずに済むという利点はあります。

例えば、壁や床下地、化粧野地板に使用した杉パネル(36×910×1820)は250枚程調達しましたが、床・壁・野地だけに使っていたならば2tonクラストラックでは溢れるほどの残材の山になりますが、挽き割ってありとあらゆる所の下地材に使った結果、ほぼキレイに使い切ることができそうになりました。
ほぼキレイというのは、長さ30センチ未満、幅3センチ未満ぐらいのものです。それ以上あるものは、どこかに使い道があります。
細かな端材は、四角や三角に切り揃えて私の3男の玩具(積み木)を作ってしまったほどです。
13日(日)
写真上は、玄関サッシの下枠と土間(ベタ基礎)との隙間にモルタル詰めをしたもの。
前日、左官屋さんに教わったとおりにモルタルを練り鏝で詰めるのだが、なかなか勝手が分からない。
見るに見かねた左官屋さんが、一部分だけ手本を見せてくれた。
さすが本職で手馴れた手つきで詰め込まれていく。
見真似で再度挑戦してみるのだが、上手くいかない・・・

とうとう、左官屋さんが全部上手く詰めてくれた。
失敗の許されない箇所だけに、ホッと一安心!
左官屋さんありがとうございました。

下の写真は、和室
杉パネルの上に石膏ボードを張って、
左官仕事で珪藻土仕上げ材塗りの下地処理をし、この日のうちに下塗りを済ませた。


14日(月)
今日から私は、大工の真似事をやめてタイル職人(石屋)になりました。
写真を見てお分かりのとおり、玄関の床張りです。

御影石の平板(30×300×300)を張り並べ、周囲の隙間には細かな玉石を敷き詰める予定です。

見よう見真似というより、張っているところを見たこともなく、当然初めての自己流でやってしまいました。
ハッキリ言って簡単ではありません。
難しいです。

多少の難はお許しください!ゴメンナサイ・・・

まだ、ポーチの部分(写真手前)も同じように張ろうというのですから、自分ながらに飽きれてしまう次第です・・・・・。

普通のタイル張りに比べ、数分の一の材料費(平板・砂・セメント・玉砂利)だけですからプレッシャーもあまりなく、設計屋としての遊び心を図面記入だけでなく、実際に自分で表現してみました。






15日(火)
写真は、日曜日までに私が組みあげた洗面カウンター
I氏がホームセンターで購入してきた一般的な洗髪洗面化粧台の下部収納庫を取り払って、陶器製洗面ボウルと水栓器具だけを活用しました。

カウンターは、例によって杉36ミリパネル
でもこのままでは耐水性に問題があるので塗装をします。

今日は水道屋さんが、システムキッチンの混合水栓や食洗器などの接続を済ませて、水道屋さんの仕事は完了しました。

大工工事は、今週中で終わらせる予定で頑張っています。


16日(水)
左官屋さんがちょっとだけ仕事をやりに来ました。
というのも、玄関ポーチの壁の漆喰塗りの中塗りをするためだけに来てくれました。

この現場、左官屋さん泣かせ(?)で、
玄関ポーチの僅かな壁を漆喰塗り、
玄関と玄関ホール、1階和室6帖の僅かな壁に珪藻土仕上げ材、
そして、外部基礎周りにモルタル塗り刷毛引きをしてもらうだけで本当に気の毒になってしまうぐらい

でも、最近あちこちの現場では左官仕事がめっきり減ってしまいました。
和室の壁でさえビニルクロス全盛で、多少予算があれば外部基礎周りにモルタル塗りをするぐらい
17日(木)
写真上は、流し正面のステンレス板貼り(途中)
SUS304 厚0.5oは大変しっかりしたもの
専門業者が寸法取りして、切断加工してきたものがピッタリと張られる様にビックリ!!!

下の写真は、和室6帖の塗り壁が仕上げられました。(玄関&玄関ホールも)
節まみれの杉杢目から比べると、部屋がたいへん明るく感じられるようになりました。(玄関&玄関ホールも同様に)

大工工事も、明日で一応終わります。
あとは、やり残しの工事と、杉材・残材を使って大工工事による家具(囲炉裏テーブルや収納庫兼用ベンチなど)造りなどでしょうか。


19日(土)
昨日で大工工事は終わった。(やっと!)
チョットばかりヤリ残しはあるけれども

写真上は、南側テラスの土間コンクリート打作業
ワイヤーメッシュ(格子状の針金)を入れ、生コンを流し込んで金鏝でキレイに均す。

写真中は、玄関ポーチの珪藻本漆喰塗り作業
ただ塗ればお終いという簡単なものではない
乾き具合を見計らっては鏝で押えながら仕上げるので、塗っている時間だけではなく、待ちの時間もかかるので気の長くなる作業だ。
僅かばかりの塗り面積しかないが、1日近くかかって仕上げてくれた。

写真下は、サッシ屋さんが網戸の取り付け、サッシの調整とともに、フラワーBOXを付けていった。




21日(月)
外は冬の嵐
台風のような暴風雨が吹き荒れているが、
杉の厚いパネルとペアガラスに包まれている室内は快適!
調湿効果の表れか?
時折、突風で網戸が勝手にスライドする。

電気工事屋さんが、器具付けの残っていた箇所をすべて終えて完了

建築基準法による完了検査に浜松市役所建築指導課職員が2人で来た。
結果は当然合格

土曜日に私があらかた片付け・掃除をして、今日は棟梁夫妻が柱・壁・梁・天井の雑巾掛けをして、ほぼキレイになった。
この現場は、直営(CM)で工事を行っており、なるべく余分な費用はかけたくないので、掃除屋・磨き屋といった業者は入れてない。
そんなわけで、わたしや棟梁がちょっとばかり掃除ををしているが、最後はI氏Familyでキレイに仕上げてもらわないと・・・

今回、私のもう一つの仕事であるタイル屋仕事が遅々として進まない。
14日に玄関床の御影石張りを行ったが、まだポーチ床が残っているのだ。
二日はかかる作業なのだが、まだ残している作業や他の仕事もあったりで、24日が引越しなのだが、その後にしてもらわなければならない情勢になってしまった。

写真は、夕方(6時過ぎ)白熱電球の灯かりだけで撮影したもの
木の温もりが増して感じられる、とってもいい感じになったと思う。
写真に写っているテーブル(食卓)は、杉パネルを利用して造りました。
FamilyRoomのテーブル(机)も杉パネルを2枚つなげて、750ミリ×3640ミリの大テーブルが出来ました。




23日(水)
明日は引越しです。
竣工しましたと言いたいところですが、
だいたい終わりました。

だいたいと言うのは、
玄関ポーチの床をまだ張ってません。
14日(月)に玄関だけ私が張りましたが、
その後、業者の出入りが激しかったり
私もあちこちに手を出してしまって
穆穆がつかなくなってしまい
未だにの状態です。
引越し後にゆっくりと取り掛かるつもりです。

また、木製建具がまだ全部はまっていません。
建具屋さん(永井建具店)が体調を崩し
遅れてしまってます。
今週中には完了予定とのこと。

それから、棟梁には家具造りが残っています。
居間のテーブルを兼ねた『囲炉裏』、
残っている4センチ厚の床縁甲板を利用して収納兼用のベンチ、
台所には収納棚付きのテーブル、
それから子供部屋のベットも?(未定)
慣れない仕事なので渋っていた棟梁も
I氏の懇願に明日から造り始めるとの事。
24日(木)
今日はめでたくお引越し
引越し屋さんによって午前中には、ほとんど運び込まれました。

右の写真は、棟梁が引越しの最中、この木材を使ってあるものを造り始めました。
答えは明日!
25日(金)
答えはこちらを
26日(土)
遅れていた棚を受ける金物が入りました。
早速、FamilyRoomと階段吹抜の界に設けた、
手摺兼用の本棚に取り付けご覧のとおり
棚の高さは自在に替えることができます。

玄関ポーチの床張りは、墨出しだけを行いました。
(天気が崩れる予報なので・・・)
28日(月)
1階ハニカムサーモスクリーンと2階ブラインドが付きました。
木製建具工事もほぼ完了しました。

あとは、玄関ポーチの御影石平板貼りだけです。
明日、ポーチ正面立ち上がり面に貼って、
床面を何としても今月中には仕上げなければ・・・
もう住んでいるのに、玄関先が工事中では格好悪くって・・・
I様、たいへん申し訳ありません。
31日(木)
玄関ポーチの床 やっとできました。
引越しから1週間、見苦しいままで申し訳ありませんでした。

材料費だけで安く上げようという魂胆が、
私が施工する羽目になりましたが・・・

“餅は餅屋”
自慢できるほどの出来じゃあありません!
建築関係者の目にとまれば笑い種でしょう?
2月1日(金)
昨日仕上げた玄関ポーチ床の養生を外し、
掃除などをして完成!(やったー!)

午前中材木屋さんから持ってきた木材を、
午後、子供部屋に置くベッド(2台)製作準備にとりかかる。

自宅カーポートを少し改造(囲って)して即席作業場にて、
(設計事務所に作業場は似合わない?)
木材をベッド材料に加工・・・・・
これも行き掛かり上・・・・・棟梁が他の仕事に忙しくなってしまった為

これも似合わないが、
今回、自動かんな盤、手押しかんな盤、丸鋸盤、卓上丸鋸を買ってしまった。(どれも日曜大工用程度の安価なものばかり)
丸鋸と電気かんな、ドライバードリルぐらいしかパワーツールをもっていなかったのでたいした出世です。

これだけのパワーツールがあれば(腕は未熟でも)木取りから加工・組立までたいていの物は作ることができます。
図面を描くだけの設計屋さんから脱皮して、
DIYもこなす設計屋に進化します。
2月2日(土)
昨日用意した材料を切り刻んで、
一日がかりでベッド2台作り終えました。(ズゴイ!)
日曜大工レベルの出来映えですが、
“杉の家”に合った“杉の家具”ということに価値があるのかな?
2月3日(日)
昨日完成したベッドをI氏邸に運んだ。
小雨が降っていたが、和室に親子で川の字になって寝ていたとのことで、一刻も早いほうが良いかな?って・・・



長らくお付き合いいただいた、この建築レポートもこの辺でお終いにいたします。
今後は、引越しのダンボール箱などが片付いた時点で、I邸の内外観の完成写真を撮りましてご覧いただこうと考えております。

豊夢創屋

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